「今、私たちにできること」・・・・4月2日土曜日に職員が園に集まり、皆様から寄せられたたくさんの物資の仕分けをしました。

 

こども用衣類を中心に使い捨てカイロ・マフラー･帽子など寒さを思いやっての防寒具・ベビー用品・・・ママならではの心遣いが感じじられました。

　支援物資は時に送った先のご迷惑になることもあるそう。

「必要なものを必要な方に届ける」ために細かい仕分けをしました。
 

『女の子　９０センチ　長袖　トレーナー』

『男の子　100センチ　長ズボン』

など　一目で何が入っているか分かるようにラベルをつけひとつひとつビニール袋に入れました。

　ダンボール箱にも何が入っているか分かるように四方の側面に大きく張り紙をし、少しでも元気が届けられるように張り紙にデコレーションもしました。
 
 

　午前中の予定で始めた仕分けでしたが、予想を上回る多さに午後まで延長しました。

園の前を通りかかった保護者の方が急遽お手伝いに参加してくださり、元気倍増！
！

出来上がった段ボール箱24箱！！

早速、要望のあったタオルなどを届けました。

今後、必要なものがあればすぐに届けられるよう　準備万端です！！

なお、本園では岩手県大槌町と福島県郡山市の方と個人的に連絡を取り合い、必要な時期に必要な物資を届けています。

(4月4日現在　7箱発送済)

　保護者の方々から続々と支援物資が寄せられました。
　　　　　　


また、園で支援物資を集めている情報が近隣の方にも伝わったようで、お問い合わせの電話が寄せられました。


「支援物資を集めていると聞きましたが、絵本でもいいんですか？」
中学生くらいの方の声。

「『幼稚園に支援物資を持っていく』って孫が言ってるんですが、本当に物資を送れるんですか？」
ご心配をされている年配の方の声。

また、「これ、支援物資にいれてください。」
と、自分で買ってきた使い捨てカイロを持ってきてくれた中学生くらいの子もいました。

広がる支援の輪に職員一同心が熱くなり、「私たちにできること」の後押しを力強く感じました。

　　　　　

　翌週14日、土日の間にそれぞれに思いを持って出勤した職員は、
「今回の震災はいままでと規模が違う。長期的な支援をしていこう。」と確認しました。

朝の集まりでこどもたちに震災のことを話し、犠牲になった方々へ哀悼の意を表して黙とうをしました。
　ニュースなどで事の次第を知っていた子どもたち。
それぞれに思いがあったようで真摯に祈りをささげてくれました

　保護者の皆様へは、一斉メールにて義援金と支援物資の提供のお願いをしました。
皆様「なにかしたい」と言う思いがあり、早速その日の帰りのお迎えの時間に持ってきてくれる方もいらっしゃいました。

　この度の東日本大震災によりなくなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

平成23年3月11日

その一報を受けたのは、謝恩会が終わった後の名残りを惜しんでいる最中でした。

慌ててテレビをつけた私達は、その光景に愕然としました。押し寄せる波が町を次々と容赦なく飲み込んでいきます。

家屋を押し倒し、車を流し、町の一切合切を飲み込んでいきます。

　あの家にいる方は？あの車に乗っている方は？・・・・

想像するに余りある事態に言葉を失いました。

遠く離れた福岡の地で私たちができることはなんだろう？？

翌週から私たちにできることの取り組みを始めました。