みんなのひろば

　ある日、新任職員のお茶の淹れ方を見ていて不安を感じた副園長の則子先生。
　
　『子ども達って、日本のお茶を飲んだことあるのかしら・・・？』

　四季おりおり、自然豊かな日本に生まれ、育っている子ども達に、日本の文化をしっかり伝えておきたいと一念発起。年長児を対象に『お茶会』を始めました。

　お習字で正座をすることに慣れている子ども達。ちゃぶ台の前に姿勢よく座ることはとても上手です（＾－＾）
　毎回５～６名ずつ、特別なお部屋に呼ばれていくので、
何があるのか興味津々。

（湯呑みを見せて）
則子先生　『これは何ていうか知ってる？』
子ども達　『コップ！』
則子先生　『コップに似ているけれど“湯呑み”って
　　　　　　　いうのよ。』

（茶たくを見せて）
則子先生　『じゃあこれは？』
子ども達　『？？？・・・わから～ん』

こんな感じで会は進みます。

　　　　　　　　　
　　　　　　
　日本茶（緑茶）を飲んだことがある子はやはり少なく、　『おばあちゃんちに行った時にのんだ』という子が目立ちました。
　則子先生とおいしいお茶をのんで、ほんの少しですがお菓子を食べて、いろいろなお話をしています。

　『ちょっと苦いけどおいしいね(^^)』
　『こんなおいしいお茶初めて飲んだ～♪』
　『いい匂いがする～♡』
　と、大絶賛の子ども達。
　
　『家に帰ってお茶を買ってもらってお茶を入れてもらう』とか、『お母さんにお茶の淹れ方を教えてあげよう』と、いう子どももいました。

　それぞれ色々なことを学べたようです。　

　　　　
湯呑みの持ち方を練習！　　　緑茶の色はキレイだね～

　　　　　　　　　
　　　　　おいしいお茶を飲んでニコニコ笑顔（＾－＾）

　　　　
　　　職員もみんなでお茶の淹れ方を勉強しました！